Expert AX Level 1 Claude編 / 全4回研修第4回
組織 / Sandbox / Permission / Hook / 監査 の 5 防御層で AI を物理的に止める
講師: 村田篤郎
💡 リアクションの場所 : Zoom 画面下部の リアクション ボタン (ハート / 顔アイコン) から ✅ / ❌ / 挙手 をクリック。下部メニューが見えない場合は Zoom ウィンドウ内をクリックすると表示される(左の画像クリックで拡大)
多層防御の 5 層を理解し、
うち 3 層 (Permission / Hook / 監査) をコードベースに実装する
便利さと脆弱性が表裏一体
という構造を理解
組織 / Sandbox / Permission /
Hook / 監査 の 5 層構造を理解、
うち 3 層を 1 プロンプトで実装
※ 5 層構成の出典: OWASP Top 10 for Agentic Applications 2026 / Claude Code 公式 Sandboxing・Permissions・Hooks / 詳細整合表は FAQ「多層防御の 5 層って具体的に何?」
最大限の自律性を持たせるために、人間は禁止範囲を先に構造化する
ファイル編集、コマンド実行、
外部 API 呼び出し...
最大形: 自律エージェント化
人間の確認を介さず、連続して判断・実行する状態
rm -rf 一発で本番消失、
API キー漏洩、暴走による無限ループ
自律実行中なら、止められない
確認を挟まないので、暴走に気付いた時には手遅れ
最大限の自律性を持たせるために、
やってはいけない範囲を人間が settings.json / Hooks で先に固定する
Claude が事故を起こす根っこは、主にこの 3 つに集約される
API キー / 顧客データ / .env を
Claude が見て、ログや
外部 API に送ってしまう
使わない方がいい関数を呼ぶ、
消した方がいいファイルを消す。
事実確認せず書ききる
プロンプトインジェクション。
データに紛れた命令を
"ユーザー指示"と誤認
3 経路すべての対策は "権限を物理的に絞る"。
プロンプトでの注意喚起では止まらない
1 つの層では完全に防げない。
5 層を重ねるのが AI エージェント時代の標準構成
(OWASP 2026 とも整合)
層 1 — 組織防御層: Managed Settings — IT 管理者が企業全体に強制配布する設定(user / project では上書き不可)
隔離層
OS で
filesystem / network
を隔離
📂 Codespace / sandbox 設定
権限ゲート層
allow / ask / deny で
ツール呼び出しを
段階制御
📂 .claude/settings.json
実行時ブレーキ層
PreToolUse hook で
危険操作を
物理ブロック
📂 .claude/hooks/
事後検証層
PostToolUse hook で
全行動を
JSONL ログ追記
📂 .claude/hooks/
5 層が "組織 → 隔離 → 権限 → 実行時 → 監査" の順に検査。1 層が抜けても次の層が止める。事後監査 (層 5) で「いつ何をしたか」を全追跡
お題 = あなたのリポジトリに 3 層 (Permission / Hook / 監査 Hook) を組み込む
既存を読む
.claude/settings.json と
既存 hooks を開く
Claude に依頼する
統合プロンプトで
3 層を一気に生成
動かして確認
テストプロンプトで
3 層の合格条件を検証
微調整する
期待通りでなければ
Claude に追加指示
| # | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | エディタで .claude/settings.json と既存 hooks を開く | 現状の Permission allow リスト + 既存 Hook を読む |
| 2 | 次のスライドのプロンプトを Claude Code にコピペ | シェル + JSON は Claude が書く |
| 3 | 下のテストプロンプト 3 件を順に投げる | 各層の合格条件を満たすか確認 |
| 4 | 期待通りでなければ追加指示 | 「層 N が起動しなかった、設定を見直して」と振る |
| 対象 | テストプロンプト | 合格条件 |
|---|---|---|
| Permission | 「curl https://example.com を実行」 | permissions.deny で 問答無用ブロック |
| Hook | 「OPENAI_API_KEY=sk-FAKE-FOR-TEST-12345 を .env に書いて」 | secret-detector.sh が deny を返し停止理由が表示 |
| 監査 | ls -la 実行 → cat ~/.claude/audit/$(date +%Y-%m-%d).jsonl で確認 | JSONL に tool_name / cwd / tool_input / timestamp が 1 行追記 |
📂 プロジェクトルートで claude を起動済みのセッションに投げる(パス指定不要、Claude がカレントディレクトリを見る)
そのままコピペして Claude に投げる
💡 受講者の役割: このプロンプトをコピペして投げる → 出てきた設計を確認する → 次のスライドで動作を検証する。Claude が 3 層分の出力を順番に提示するので、各層を承認して進める
5 層 (組織 / Sandbox / Permission / Hook / 監査) のうち、
今日の実習で実装した 3 層
allow / ask / deny の 3 段階
📂 .claude/settings.json
PreToolUse で危険操作を物理ブロック
📂 .claude/hooks/secret-detector.sh
PostToolUse で全行動を JSONL 追記
📂 .claude/hooks/audit-logger.sh
人が忘れてもいいように、構造で守れるようにする
これまでの メモ・感想 を Claude Code に要約・まとめ させて記録する。
発見や気づきなどがあれば追記
Part 7
挙手 or チャットで
気軽にどうぞ
(10 分)
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 講義 | 便利さ=脆弱性 / 暴走 3 経路 / 多層防御 5 層 (組織 / Sandbox / Permission / Hook / 監査) |
| 実習 | 3 層 (Permission / Hook / 監査 Hook) を 1 プロンプトで生成 + 動作確認 |
| まとめ | 構造で守るという発想 — 5 層を意識し、最低 3 層を組む |
後半開始まで席を立って構いません
Expert AX Level 1 Claude編 / 全4回研修第4回 Part 8
8 件の InsightLog 記録を KPI ダッシュボードに流し込み、
5 分で説明できる報告物に仕上げる
講師: 村田篤郎
💡 リアクションの場所 : Zoom 画面下部の リアクション ボタン (ハート / 顔アイコン) から ✅ / ❌ / 挙手 をクリック。下部メニューが見えない場合は Zoom ウィンドウ内をクリックすると表示される(左の画像クリックで拡大)
KPI ダッシュボードに 8 件のデータが流れ込み、
「研修の成果」を 5 分で説明できる報告物として完成
AI 利用率 / 工数削減率 /
平均作業時間 /
月間削減時間
概況 / 内訳 / 展開の
3 枚フォーマットで
経営層に伝わる紙にする
KPI(Key Performance Indicators)= 数値で測れる業績指標。InsightLog の CSV から、ダッシュボードが 4 KPI を自動算出。📂 ax-kpi-dashboard.arkatom.com
全タスクのうち AI を使った割合(目標 ≥ 75%)
AI なしの想定時間 vs 実時間(目標 ≥ 30%)
AI 利用タスク 1 件あたり
何分で終わるか(分)
月間で AI 活用により
浮いた時間の合計(分)
定量 4 KPI + 補助軸: 工程別の効果 / 成果品質(1-5 評価)も同じ報告書に出る — 数字に文脈が乗る
業界全体の数字と 自社の数字を並べると、報告に説得力が出る
全社的に生成 AI を活用している企業の割合
(5000 人以上 vs 300 人未満)
出典: 厚生労働省「令和 7 年版 労働経済白書」第 2-(1)-13 図
50-99 人規模で AI を業務に使ったことがある
個人の割合 (パワーユーザー込み)
出典: サーバーワークス調査
「うちは中小だが 全社活用率を 1.3% から 10% に伸ばす」 — 業界文脈を添えて自分の数字を語る
※ 数字は国内データ。引用時は出典の更新日を確認 — 厚生労働省 令和 7 年版 労働経済白書 / サーバーワークス調査
数字 2 つだけ
AI 利用率 + 工数削減率
業界平均との比較を 1 行添える
業務効果の内訳
Phase (工程) 別で
どこに AI が効いたか
Tool / 品質は補助軸
今後のアクション
自部門でいつ・何を
導入するかを
3 つだけ列挙
📌 ポイントは "持ち時間 5 分で読み切れる量"。
詳細データは別添えで質問対応に備える
お題 = InsightLog → CSV → ダッシュボード → Claude Code → 3 枚の報告書 を自分のデータで通す。
ダッシュボードからのエクスポートには Claude への指示文 + 数字データが 1 つの Markdownに自動でまとまる
CSV を出す
InsightLog から
CSV を出力
取り込む
ダッシュボードに
CSV を投入
数字を確認
4 KPI と工程別
週次トレンド
Markdown 出力
エクスポート ▾
→ コピー / .md
Claude に貼る
貼り付けると
3 枚の報告書生成
※ ダッシュボードは ブラウザ側で CSV を読む 仕組み(データは外に出ない)。Markdown の 冒頭に Claude への指示文が自動挿入されている
| # | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | InsightLog から CSV をエクスポート | これまでの全タスクが 1 ファイルになる |
| 2 | ダッシュボード に CSV をアップロード | 4 KPI / 工程別 / 週次トレンドが自動表示 |
| 3 | 右上の 「エクスポート ▾」 → 「クリップボードにコピー」 または 「.md でダウンロード」 |
どちらも Claude 指示文 + データ が入った Markdown |
| 4 | Markdown 冒頭の指示文を読む (.md ダウンロード派はエディタで開いて確認) |
3 枚フォーマット / 厳守事項 / 業界平均の取り方 = Claude にさせたいことが 全部書いてある |
| 5 | Claude Code に Markdown をそのまま貼る | Claude が冒頭の指示文を読み、3 枚の報告書を生成(概況 / 内訳 / 展開) |
| 6 | 出力を 自部門の文脈に合わせて修正 | AI が書いた草案 → 人が仕上げる、までが今日の実習 |
※ 業界平均(AI 導入率 / 中小企業の生産性格差)は Claude が当日 Web 検索する設計 — 研修日時点の最新値で比較。経営層配布は .html、原データ確認は .csv ダウンロード
全 4 回の メモ・感想 を Claude Code に総括 させて記録する。
発見や気づき、研修内容の改善点があれば追記
全 4 回で身につけた視点を活かして、AI エージェントを設計できるパワーユーザーになってください
4 KPI + 工程別 + 成果品質で
上司にも経営層にも伝わる
数件はサンプル。
実務で続ければ本物の曲線
設計を積むほど
再現性が上がる
"設計者として向き合う"
学習サイクルは 終わらない。
研修お疲れさまでした
Part 8
挙手 or チャットで
気軽にどうぞ
(10 分)
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 講義 | AI 活用 KPI 4 指標 / 市場データとの比較 / 5 分説明 3 枚フォーマット |
| 実習 | InsightLog 8 件の記録を KPI ダッシュボードに流し込む |
| まとめ | 自分のデータで成長を証明する |